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日本人と宗教
发布日期:2012-06-20
  仏教やキリスト教、イスラム教など、世界には様々な宗教がありますが、研修生、技能実習生の皆さんの信仰している宗教は何でしょうか。
 日本人の場合、「何の宗教を信じていますか。」という質問に多くの人が「特に信じている宗教はありません。」と答えるでしょう。信仰している宗教がはっきりしていることの多い外国人にとって、日本人について、驚き、理解しがたいことの一つが日本人の宗教心です。日本にも多くの宗教団体があり、特定の宗教を熱心に信仰している人も多くいますが、圧倒的に多くの日本人は特定の宗教に対する明確な信仰心を持っていません。しかし、日本人の日常の発想や行動を注意深く見ていると、皆さんにはとても不思議に感じられることがあると思います。
 たとえば、新年の始めの正月には神社(神道)やお寺(仏教)に初詣をしたり、何か願い事があると神社で賽銭を投げてお祈りをします。お盆には仏壇に線香を上げ、春秋の彼岸には先祖のお墓参りをします。
 キリスト教の祝日であるクリスマスにはケーキとプレゼントを楽しみにします。教会で結婚式を挙げた人が、子供の七五三を神社で祝い、親族のお葬式をお寺で行ったりもします。このように、多くの日本人の場合、特定の宗教が日常生活に深く関わって考え方や行動を様々に規定しているのではなく、様々な種類の宗教的な行事に関わる時があり、それらは宗教性の薄い日常的な行事として日本人の生活の中にとけ込んでいるのです。
 研修生・技能実習生の皆さんの信仰心が強い場合には、日本人は宗教に対する理解も知識も持っていない不思議な民族と映り、日本での生活に不安を持つかも知れません。しかし、日本では信教の自由が憲法で保護されており、皆さんの宗教が問題になることはありませんので、安心して下さい。ただ、宗教は個人の問題ですので、会社が研修・技能実習の時間中の宗教行動に特別な配慮をするということはないと思って下さい。研修・技能実習中にお祈りの時間を個人的に取りたい場合には、あらかじめ研修指導員とよく相談し
 、宗教上の務めとなっていることを説明して、研修・技能実習に支障のない範囲内で、例えば、休み時間を切り詰めるとか、お祈りの時間分の研修・技能実習を別途に行うとか、周囲の人達の理解が得られる方法を採ることをお勧めします。