当前位置:首页 > 浏览新闻
日常生活上の留意点(金銭管理)
发布日期:2012-06-20
  今回、このコーナーでは、銀行やカード、印鑑など、日本でお金に係わる基本的な事柄を紹介します。
 銀行
 <預金と払い戻し>
 銀行に個人の預金口座を設けるときは、現金と外国人登録証を持っていき、本人の住所、氏名、登録サインを備え付けの用紙に書き込み、窓口で手続きを行います。銀行によっては、印鑑取引を原則としているため、印鑑をつくらないと銀行口座を開設できない場合もありますので、事前に確認した方がよいでしょう。預金口座ができると、預金通帳を作ってくれます。同時に、後で説明する「キャッシュカード」を作成すると便利です。研修生の研修手当や技能実習生の賃金もこの個人の預金口座に振り込まれることもあるでしょう。初めて預金口座を設けるときは、生活指導員に一緒に行ってもらい、手続きをしてください。
 払い戻しの場合にも、銀行の窓口にある用紙に預金口座番号、必要な金額、氏名、サインまたは印鑑を押して通帳と一緒に窓口に出すと、現金を渡してくれます。ただし、銀行の窓口で預金の預け入れ・払い戻しが可能なのは、月~金曜日の午前9時から午後3時までです。「キャッシュカード」を使うと、窓口の閉まっている時間や土曜日、日曜日でも、現金自動預け払い機(ATM)で預け入れ・払い戻しができるので、便利です。
 また、郵便局にも、銀行と同じように貯金業務があり、預け入れ・払い戻しも自由にできます。
 現在はコンビニエンスストアにもATM を設置している場合が多く、24時間対応となっていることも少なくありませんが、預け入れ・払い戻し等に手数料がかかることもありますので、利用する際に確認してください。
 <海外送金>
 母国の家族等にお金を送る場合、最も一般的なのは銀行からの送金です。
 ただし、外国送金が可能なのは、全ての銀行支店ではありませんので、外国送金が可能な銀行支店かどうかを確認してください。外国送金が可能な銀行には、店内に「外国為替」と表示された窓口がありますので、そこで手続きをしてください。
 銀行の窓口に用意された「外国送金依頼書」という用紙に必要事項を記入し、振込金、手数料とともに差し出すと、指定された銀行まで送金してくれます。この場合、受取人の氏名と住所、支払銀行支店名等は、必ずアルファベットで書かなければなりません。
 銀行からの送金方法には、①電信送金、②送金小切手の2種類がありますが、「電信送金」の方法をお勧めします。
 また、母国の銀行が受取人に対し支払う方法として、①通知払、②請求払の2通りありますが、ここでは「通知払」をお勧めします。
 送金依頼書を書くときに、受取人が銀行口座を持っているときは、口座番号を記入しますと、お金はその人の預金口座に入金されます。銀行口座がない場合や分からない場合は、受取人に最も近い銀行名を記入すれば、お金は記入された銀行に送られます。ただし、口座がない場合は、支払銀行から受取人に連絡が行かずにお金が戻ってくる場合(手数料は差引かれます)もあるので、事前に受取人が支払銀行に確認しておくとよいでしょう。
 どちらの場合でも、記入された銀行から受取人に、お金が届いた旨の「通知」がいきます。口座番号の記入なしで送金した場合は、受取人であることを確認できる書類、例えば身分証明書と一緒に、受取人がその「通知」を銀行に持って行くと、現金を受け取ることができます。よく起こるトラブルとしては、受取人が日本からお金が来ることを知らされていなかったために、通知を無視して取りに行かないということがあります。1週間くらいたっても誰も受け取りに来ないと、お金は日本の依頼した銀行に戻されてしまいますので、送金する場合はあらかじめ手紙か電話で知らせておく方が良いでしょう。
 印鑑
 日本では、契約するとき、役所で手続きするとき、荷物を受け取るときや、上記のように銀行で手続きするときなどに、必ず本人であることを確認する証拠として印鑑を使用します。特に、契約書や証明書などは印鑑がないと効力を持たないなど、印鑑は会社でも私生活でもひんぱんに使用されます。印鑑は、外国における個人のサイン(署名)の役割を果たしています。このように日本人にとって印鑑は必需品です。研修生の皆さんは、大体、個人のサインで済む場合が多いと思いますが、日本の文化として印鑑の存在について理解しておいてください。
 カード社会
 日本は種々のカードが大変普及しています。買い物も電車の切符も、お金を持ち歩かなくてもカードで済みますが、買い物の時点で現金を必要としないので、ついつい使いすぎる危険があります。十分に注意して、上手にカードを利用すると、毎日の生活が大変便利になります。研修生・技能実習生のみなさんには、次の2種類のカードを推薦します。
 ①キャッシュカード
 銀行に預金口座を開設するときに、同時に「キャッシュカード」の作成を依頼すると便利です。キャッシュカードを作成する場合には、4桁の暗証番号を銀行に登録する必要があります。
 このカードがあると、その銀行のATMで、預金の引き出し・預け入れができます。またATM は銀行だけでなく、街角やスーパーマーケット、コンビニエンスストアにも設置してありますので、そこでも必要なお金を即座に引き出すことができます。ただし、暗証番号は絶対に他人に教えてはいけませんし、カードは無くさないようにしっかり管理してください。暗証番号とカードがあれば、他人でも自由にお金を引き出せるからです。また、暗証番号には、誕生日などのわかりやすい数字を使うのは止めましょう。万が一、カードを紛失した場合、暗証番号が推測されやすいからです。カードを紛失した場合には、他人に拾われて預金を引き出されないように、すぐに口座を持つ銀行に連絡する必要があります。
 他の銀行のATMでも引き出しはできますが、利用できる曜日、利用できる時間、手数料等が銀行によって違うので、上手に利用してください。
 ②プリぺイド・カード
 電話や電車などの料金先払いのカードです。軽くて小銭が不要で、便利であることから、広く使われています。日本の公衆電話で使用するテレホンカードは、例えば1,000円のカードを購入すると1,050 円分の通話料金が組み込まれていて、50円分のプレミアムがついてお得です。特に、母国に国際電話をかけたときなど、いくら料金を必要としたか、カードの未利用残高がいくらかが即座に判ることも利点です。
 ただし、このカードは落としても何の補償措置もありませんので、一度にたくさん購入した場合には、管理に気をつけましょう。