当前位置:首页 > 浏览新闻
日常生活上の留意点(生活全般)
发布日期:2012-06-20
    研修生・技能実習生のみなさん、日本の生活にはもう慣れましたか。母国と日本とでは、生活の仕方が違うために驚いたことも多いのではないでしょうか。「住めば都」ということわざがありますが、それでも異国での生活は文化や習慣の違い等でとまどうこともたくさんあることと思います。
 今回、このコーナーでは、日本人の生活習慣の一端を紹介しますので、その違いを知ることにより、日本の生活に慣れるためのヒントとなれば幸いです。
 (1)共同生活
 研修生・技能実習生のみなさんは、たいてい入国直後から寮や宿舎で集団生活を送ることになるでしょう。同室者、同じ寮や宿舎に住む研修生・技能実習生と協力し合い、互助・互譲の精神を持って、仲良く生活してください。慣れない環境にいらいらがつのり、些細なことからけんかとなり、嫌な思いをしたことがある研修生・技能実習生の話も聞きます。何事も初めが肝心。自分の我を通すことばかりを考えるのではなく、たまには一歩引き、状況を冷静に見極め、よりよい人間関係を作ってください。
 また、寮や宿舎には規則がありますので、この規則をきちんと守ってください。また、受入れ機関の生活指導員等の指示にも従い、困っていることや悩んでいることがあれば早めに相談してください。このようなコミュニケーションの積み重ねが、相互の信頼関係の構築につながります。なお、寮や宿舎の周りには、多くの方々が住んでいます。
 自分の部屋の中といえども大音量で音楽を聞いたりすると迷惑になることがありますので、注意してください。
 (2)電気・ガス・水道等の利用
 研修生は、一般に自己負担することなく寮や宿舎の提供を受けます(技能実習生は、一般に日本人従業員と同様寮費や宿舎費を負担します)が寮や宿舎で使われる電気・ガス・水道の料金を誰が負担するかについては、受入れ機関と研修生・技能実習生との間でどのようにするか取り決めることになっています。
 たとえ、受入れ機関が全額負担して支払うことになっても、無駄に資源を使うことは「もったいない」ことなので、節電や節水に心掛けてください。使わない部屋の電気はこまめに消す、水道の水は出しっぱなしにしない等々が地球全体の環境保護にもなります。
 ①お風呂
 研修生の皆さんの母国では、体を清める方法はシャワーが一般的かと思いますが、日本ではお風呂が一般的です。
 日本のお風呂は、お湯を溜める部分と体を洗う部分とで構成されています。お湯を溜める部分(湯船)は、体を温
 めるために使うもので、決して湯船の中で体を洗ったり、体に付いたせっけんを洗い流したりしてはいけません。
 日本の家庭では、家族の何人かが順番にお風呂を利用しますので、先にお風呂に入った人が、後に使う人のためにお湯を決して汚さないよう配慮しているのです。ですからタオルを湯船に入れるのも禁止です。
 日本のお風呂も使い慣れると大変気持ちのよいものです。特に体を温めると、血液の循環をよくし、健康にもよいばかりか、一日の疲れがとれ熟睡できます。
 ②トイレ
 日本のトイレには、「和式」と「洋式」の2種類があります。洋式は、家庭を中心にかなり普及していますが、公衆トイレや公共施設のトイレには和式が多くあります。和式トイレに慣れておくと便利です。トイレの利用法で最も注意してほしいことは、トイレ専用の紙以外を使ってはならないという点です。トイレット・ペーパーと呼ばれる専用紙(多くは巻紙式のもの)は、
 水に溶けるように作られていますので、一緒に水に流してください。トイレット・ペーパー以外のものを流すと詰まって故障の原因にもなりますので、トイレット・ペーパー以外のものは、別に汚物入れを用意しておき、流さずに処分するようにしてください。
 (3)ゴミの出し方
 日本では、環境汚染を防止し、二酸化炭素の排出量の削減のため、生活する上で出るゴミの処理には種々の規則があります。
 各家庭から出る不要物はゴミとして処分されますが、日本ではゴミ処理の円滑化、再利用・再資源化のために、ほとんどの市区町村で一定のルールが定められており、市民はそれに協力しています。市区町村によりそのルールは多少相違していますが、研修生の皆さんも必ずそのルールに従わなければなりません。一般的に、ゴミに関する苦情で多いのは、次のような例です。
 ① 寮や宿舎のベランダ、非常口、廊下にゴミを捨てる。
 ② ゴミを分類せず、一つの袋の中に何でも詰め込んで捨てる。
 ③ 夜など人の見ていない時間に、ゴミ出し日を無視してゴミを捨てる。こういったルールをきちんと守らないと多くの人が迷惑を受け、近隣住民と良い関係を築くことが難しくなりますので、注意してください。受入れ機関の生活指導員等から①ゴミの出し方、②分別する種類、③出す場所、④出す曜日や日時をよく教わり、必ず守るようにしてください。
 (4)その他
 (1)買い物
 値切る習慣はありません。
 日本の消費者は、通常その価格で購入し、決して交渉で値切ることはしません。お店の側でも不当に高い価格で販売したりしません。不当利益を得ようとしても、消費者はよく知っているし、何よりもお客の信用を失うからです。
 もし、買いたい商品が高いと感じた場合には他の店に行き、価格や品質を比較し、納得した店で買うようにしましょう。
 このような商習慣は、日本的だと思うかもしれませんが、一般の店で値切り交渉をすると嫌がられますので、注意してください。
 (2)セルフサービス店
 日本では少し大型店になりますと、セルフサービス形式になっているお店がほとんどです。セルフサービス店では、買いたい商品をお店専用のカゴに入れ、最後にレジのところで一括して料金を支払う方式になっています。
 日本と外国の買い物の習慣の違いから、これまでお店から寄せられた苦情の中には、次のようなものがありましたので、注意してください。①商品を勝手につかんで食べられた。②専用の買い物カゴを使わず、持参した買い物袋に直接入れてしまう。③買うつもりもないのに、いじり回したり乱暴に扱い、傷をつけてしまう。④商品を手に取り、元の位置に置かず、別の場所に置いていってしまう。⑤買い物をする時必ず値切る。また、お店に入る際には、他のお客に不快感を与えない服装も大事な心がけです。皆で気持ちよく買い物を楽しみましょう。
 研修生・技能実習生のみなさんは、送出し機関における派遣前教育、受入れ機関の入国当初に実施される集合研修、各受入れ企業における非実務研修において、日本で生活するために必要なことを学ぶ機会を得ています。これらを真面目に受け止め、しっかり勉強することが、日本での滞在を明るく張りのあるものに導くことでしょう。